こんにちは!管理人の しげ です。
2021年12月4日に開催されたK-1大阪大会の試合感想と、個人的ベストバウトです。
試合数が多くまだ1回しか見れていないので、特に印象に残った2試合だけピックアップします。
新時代の到来か:木村“フィリップ”ミノル対和島大海
全格闘技ファンが注目したであろう、木村ミノル選手のK-1ラストマッチ。
1Rは和島選手が遠目の距離から左の蹴りを当てていき、木村選手の打ち合いには付き合わないことを徹底。木村選手はパンチを当てる意識が強く、蹴りのカット、蹴り返しがほとんどできない状態に。コンディションも以前より良くないように見えました。
和島選手も試合後コメントしていましたが、1Rをノーダメージで終えたことで試合の流れを完全に掴みました。
対する木村選手は長らくKO勝ちを連発していて、大きなダメージを負うことも長期間無かったため、早期決着できなかったことでここから誤算が続く結果に。
2R、和島選手が左のロー、膝で足とボディのダメージを効果的に与え、木村選手はクリンチして逃げないといけない状況にまで追い込まれます。3Rも逆転KOするほどの体力が残っておらず、和島選手の膝で万事休す。和島選手が王座戴冠となりました。
和島選手が蹴りを当てながら長期戦に持ち込む、序盤は絶対に打ち合わず耐え抜く、という作戦がずばりハマってのKO劇でした。今後K-1の70kgを引っ張る存在になりますが、海外の強豪を呼ぶことになってもパンチャー相手ならそうそう負けることはないかなと思います。
また和島選手の人柄もめちゃくちゃいい人なんだな、というのが試合後マイク、試合前後の会見からも伝わってきました笑
敗れた木村選手は、次のステージに関して明かされることなくラストマッチを終えることになりました。個人的にボクシング転向かONEへの参戦を予想しています。前回までの10試合連続KOという記録はなくなることはないので、胸を張って次のステージへ進んでほしいです。
Twitterで物議を読んでいる噂(城戸選手の下記ツイートなど)についても考えがまとまれば書こうかなと思います。
明らかに身体が小さくなってるって事は
やめたってこと
そーなると絶対勝てない👊
正義は必ず勝つ
これが真実
— 城戸 康裕 (@KIDOyasuhiro) December 4, 2021
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個人的ベストバウト:斗麗対森坂陸
今大会の個人的ベストバウトは、両者株を上げたフェザー級の試合、斗麗対森坂陸の一戦!
斗麗(とうま)選手は異名の「超新星」のとおり若手の超有望株。オランダで武者修行したあと16歳でプロデビュー→8勝1敗と勢いに乗る選手。対する森坂選手はステップワークが売りでバックブローなど回転系の技が強力なファイターです。
試合は1Rに斗麗選手の飛び膝がヒットしたことで、森坂選手の右目が大きく腫れた状態に。
ドクターストップやタオル投入もあり得えそうな状態から、森坂選手が粘る!視界が狭くなっても致命傷を許さず、終盤パンチや回転技で逆転を果敢に狙っていきました。
対する斗麗選手も、威力のある攻撃と目の良さを随所に見せながら攻守両面で反撃を許さず。フィジカルも強く蹴りを受けてもビクともしないよといった雰囲気でした。
結果は三者30-27で斗麗選手が完勝。すぐ終わってもおかしくない状況から、森坂選手がいわゆるグッドルーザーになったことで二人共魅力が出た試合に。
この日は同じフェザー級のタイトルマッチに加え、王座挑戦間近の玖村選手の試合もありました。
この2試合の結果次第で次大会の流れが作られる…かと思いきや、この一戦でさらにフェザー級が戦国時代の様相になったと思います。
斗麗選手は体がさらに大きくなりそう、とコメントしていたのでタイトルマッチのタイミングも重要になってくるでしょう。次戦は特に注目したいです!
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