こんにちは!管理人の しげ です。
2021年12月18日に開催されたKrush.132の試合感想と、個人的ベストバウトです。
今大会は今年最後にふさわしい名勝負が連発でした!
特にまた見返したい2試合+個人的ベストバウト の合計3試合の感想を書いていきます。
名試合1:寺田匠対松山湧太【若手のホープ対決は超激戦に】
若手の無敗対決となったこの1戦は、開始直後から10試合中4試合目とは思えない激しい攻防を展開。
パンチの寺田選手、蹴りの松山選手といった構図から、寺田選手が離れ際に左フックを当てダウンを奪取!
このまま寺田選手がパンチでラッシュをかけ試合を決めるかと思いきや、松山選手が顔面への膝蹴りでダウンを奪い返す!
会場も騒然とする中、お互いに激しい打ち合いを展開し最後は寺田選手の左フックでKO勝ちとなりました。
ここで潰し合いをさせるのが本当にもったいない1戦でした!
寺田選手は勿論、松山選手もフェザー級の中心選手になることは間違いないです。
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名試合2:マハムード・サッタリ対ANIMAL☆KOJI【底が見えない王者がまたしても衝撃KO】
K-1グループでは全試合KOでチャンピオンに駆け上がったサッタリ選手の初防衛戦。相手のアニマル選手は愛鷹選手に前回判定勝利したファイターで、試合前にアメリカ合宿を敢行。
アニマル選手が合宿を経てどのような試合運びを行うかが注目されました。
しかし試合は1R、開始30秒でサッタリ選手の左フック一発で衝撃KO。アニマル選手曰く倒れながらも意識はあったとのことでしたが、危ない倒れ方だったためストップになりました。
次の防衛戦の相手に悩む完勝っぷりで、次はK-1のタイトルマッチの可能性もあると思います。
唯一未知数なのは長期戦になった場合のスタミナと打たれ強さですね。
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個人的ベストバウト:新美貴士対篠塚辰樹【外様の挑戦者を地力でねじ伏せた完勝劇】
3度目の防衛戦となった新美選手は、超がつくほどの圧力と手数で何試合も下馬評を覆して勝利を重ねてきました。2回目の防衛戦、岡嶋選手との試合では衝撃の16秒KOを見せKrushファンの心を掴みました。
対するはKrush初参戦の元プロボクサー、篠塚選手。「とりあえずベルトを巻いて、K-1に出る」「ジムの一般会員かと思った」と試合前は繰り返し挑発。
戦前の注目ポイントは一発のある篠塚選手が新美選手の前進・圧力を喰い止められるか、でした。
そしてKrushを長く見ているファンは皆新美選手を応援していたと思います笑
1R、篠塚選手の奇襲の飛び膝に慌てず、新美選手がパンチを2発入れていきなりダウンを奪取!
出鼻をくじかれた篠塚選手はダメージは少なくそこから冷静に左ボディ、右ストレートを打ち分けていき反撃。新美選手はガードを固めますが、毎試合見られていた前進がなかなかできず、止まってしまう場面も。それでもローを蹴り確実に削っていく新美選手。
新美選手が篠塚選手の攻撃をしっかり耐え、防戦一方にならなかったことで明暗が別れました。
2Rも新美選手が左ロー、左ミドルを入れていくと、徐々に篠塚選手の手数が減っていきます。ミドルやフックのコンビネーションから、最後は膝で新美選手が再びダウンを奪取!
この勢いのままボディ、フックからの膝で合計3ダウンを奪い切り、2RでKO決着となりました。
前回攻撃力の高い軍司選手に敗戦を喫してから、さらなる真価を見せた新美選手。蹴りで削り、相手の心を折って仕留めていく姿は、自分が格闘技を好きになったきっかけの佐藤嘉洋選手を思い出させるような試合展開でした。所属ジムが同じJKファクトリーなだけあるな~と思います。
今日現地まで観戦しなかったことをものすごく後悔しました…
新美選手は間違いなく今年のKrushのMVPです!
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最後に:K-1 AWARDS の投票はKrushも対象に!
これでK-1グループの2021年全大会が終了しました。
2022年1月22日(水)に行われるK-1 AWARDSで一般投票が行われますが、今回からKrush最優秀選手賞・Krush最高試合賞も追加されました。
投票はK-1の公式ラインアカウントから行えます。
格闘技ファンの皆さん、ぜひ投票を!
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